3月1日(月)、令和2年度卒業証書授与式が本校体育館で厳粛に挙行され、卒業生182名が慣れ親しんだ学び舎を後にしました。

校長式辞では、卒業生の皆さんに期待することとして「一生学び続ける」こと、「人との繋がりを大切にする」ことについて述べられました。「常に学び続ける心を持ち、努力と学習の積み重ねと、多様な人との繋がりを大切にし、時代の変化に対応し、より良い社会の形成者となってください。」とはなむけの言葉がありました。

送辞では、在校生代表が先輩方への感謝とともに「より広く大きな世界への第一歩を踏み出そうとされる先輩方、時には迷ったり、立ち止まったりすることがあるかもしれませんが、どうぞこの学び舎で過ごした3年間を思い出してください。困難を克服する力が湧いてくるでしょう。私たちはこの「千鳥」から精一杯先輩方を応援しています。」とエールを送りました。

卒業生代表の答辞では、笠岡高校での3年間の高校生活を振り返りながら、コロナ禍にあったこの1年について「どうしてもやりたい、成功させたいという強い気持ちがあってもどうにもならない事実が本当に受け入れがたく苦しかったです。ほかの部活動の大事な大会も中止や延期になり引退の機会が失われたことで気持ちの切り替えが難しい時期が続きました。けれども、思い通りに行くことが当たり前ではないということを身をもって経験し、私たちはまた一つ成長できたと思います。」と述べ、悔しさをばねに成長する力強さを見せてくれました。

卒業生退場では、退場曲に文化祭での合唱曲を折り込み、拍手で卒業生を送りました。

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